対象記事:21件
ダカットやフランクフルトの由来

写真の金貨は17世紀前半にドイツ帝国あフランクフルト自由都市で発行された、ダカット金貨です。 表面は鷲を象った市の紋章、裏面は「DVCATVS NOVVS: REIPVBL. FRANCO FVRT:」の銘があります。 […]

オランダ ウィルヘルミナ女王のプルーフ金貨

アンティークコインの世界で女王といえば英国のヴィクトリア女王が有名であるが、その後時代に活躍したオランダのウィルヘルミナ女王も58年の在位(1890-1948)で少なくないコインを発行した。ヴィクトリア女王のコインはすで […]

ナポレオン・ボナパルトのジェトン

今回は「ジェトン」Jeton(フランス語ではジュトン)について紹介しましょう。 ジェトンは、通常は貨幣としての法定通貨ではなく、交換やゲームなどの特定の用途に使用されるトークンやコインを指す一般的な用語です。ジェトンは、 […]

異なるミントマークが2度打ちされたウィルヘルミナの10セント銀貨

写真に示したのは、1944年にオランダから発行された10セント銀貨で、ウィルヘルミナ女王の横顔が描かれている。 時代は第二次世界大戦の真っ只中であり、オランダはドイツの占領下にあったため、国内で正常な通貨発行ができなかっ […]

スペイン王フェリペ5世のコイン

私のコレクション(まだまだ道半ばだが)で気に入っているのが、スペイン王フェリペ5世やフェルディナンド6世が中南米の植民地諸国(メキシコ、ペルー、チリ、ボリビア等)で発行した8エスクードの大型金貨である。他のスペイン王も同 […]

世界中で発行されたビクトリア女王のコイン

ヴィクトリア女王は、1837年から1901年まで英国の女王であった。政治、文化、科学、技術に多くの変化をもたらした、長く影響力のある治世であった。ヴィクトリア女王のコインは、彼女の人生と時代、そして大英帝国の歴史と発展を […]

1792年造幣法(Mint Act of 1792)

コインの説明にしばしば「Mint Act of 1792」という法令がでてきます。 例文 Before the passage of the Mint Act of 1792, varied coinages circu […]

アンティークコイン関連の英語表現(01)

アンティークコインの取引は世界で行われますので、情報はほとんどが英語です。そのため翻訳サービスなどを駆使しながら、情報を読み込んだり、世界中のディーラーとやりとりすることになります。そこで、このプログではアンティークコイ […]

貨幣誕生の歴史~インドを例にとって

古代インドを例にとって、貨幣の誕生までの歴史を見ていこう。 インドにおいては、BC2500~1700年ごろ、インダス川流域にハラッパー文明が栄えた。この文明の人々は農作物などを物々交換しており、貨幣やそれに代わる媒介物は […]

英国植民地時代の香港ドルと大阪造幣局の関係

1997年に中国に返還されるまで香港は英国の租借地でした。 日本でちょうど明治維新と同じころの1866から68年の3年間、英国によって香港で流通する1ドル(コインの表記は1圓)の大型銀貨をはじめとする硬貨が鋳造されました […]

英国の最小通貨

現在では1ポンドは100Penceと等価になっていますが、1972年の10進法が導入されるまでは、1Poundが240Penceに相当しました。以下がその換算式です。 1 Pound = 4 Crown = 20 Shi […]

ゴシッククラウンの驚くべき急騰

本日、海外の大手オークションサイトで3件のゴシッククラウン(1847年のヴィクトリア女王の大型銀貨)が落札されました。 とても美しく、人気の高い銘柄で、アンティークコインの収集家で知らない人はいないでしょう。 ここ数年も […]

同じ価格なら金貨と銀貨、どちらを買うべきか?

メルカリなどのサイトで低額のコインを販売していますと、金貨のほうが人気があるように思えます。 確かに、見た目は美しいですし、ゴールドの素材の価値がありますので、持っていて安心感があるのかもしれません。 ここではアンティー […]

ターラー銀貨とドル、日本との密接な関係

米国の通貨単位であるドル(Dollar)の語源は中世ヨーロッパのターラー(Thaler)です。時の皇帝や街の風景などが描かれた、直径40mm程度の大型のターラー銀貨は、コレクターにも人気があります。 ターラーは、かつてボ […]

目覚めだした米国レアコイン

アメリカのインフレ、金利上昇、株価上昇がとどまる所を知りません。先進国としては特筆する成長率です。では一方で関連する米国のレアコイン市場はどうなのでしょうか。 世界的なコインの鑑定機関の1つであるPCGSが、以下のサイト […]

アンティークコイン投資のデメリットと留意点

先の投稿ではアンティークコインのメリットや魅力について述べましたが、もちろん留意すべき点もあります。 (1)利息、配当がつかない 国債、FX、預金等で得られる利息、株式で得られる配当のようなものは一切ありません。ゴールド […]

アンティークコイン投資のメリットと魅力(後編)

メリットとつづけてアンティークコイン投資の魅力について説明しましょう。 (8)世界中に市場がある アンティークコインは世界中に市場があり、毎日のようにオークションなど世界中で取引されています。売りたいコインはその時点での […]

アンティークコイン投資のメリットと魅力(前編)

アンティークコインが投資先として魅力になる点についてまとめておきましょう。 (1)円安ヘッジ 基本的には基軸通貨である米ドルベースの価値算定、取引がなされますので、仮に$1000ドルの価値に変化がなかったとしても、円安で […]

古代トラキア王国のドラクマ銀貨

先日入手した古代コインを紹介しましょう。 紀元前301年~297年頃、マケドニアのアレキサンダー3世の名で死後(リシマコス治世)発行されたドラクマ銀貨。アレキサンダー大王はギリシャ神話の最大の英雄ヘラクレスを自らその化身 […]

古代金貨のAV表記とカエサルの言葉

古代金貨のスラブに表記されているAVは金(ゴールド)を表します。これも銀のARと同じく、金のラテン語Aurumからきています。 元素記号ではそのまま1,2文字目をとってAuと記しますね。 ではなぜスラブ表記はAUではなく […]

古代銀貨のAR表示とアルゼンチン

古代銀貨のスラブに表記されているARの表記は、ラテン語のArgentumの略で、銀を表します。 元素記号では、1,3文字目をとってAgとなっていますね。 南米の国アルゼンチン(Argentina)も、原住民が銀の首飾りを […]