アメリカのインフレ、金利上昇、株価上昇がとどまる所を知りません。先進国としては特筆する成長率です。では一方で関連する米国のレアコイン市場はどうなのでしょうか。
世界的なコインの鑑定機関の1つであるPCGSが、以下のサイト
PCGS Price Guide – PCGS3000® Rare Coin Index
で、アメリカのレアコイン3000種類の取引相場を指数化しています。
バブルがはじけた後、1990年前半以降、小さな上がり下がりはあるものの大きなトレンドはありません。これはこの間の米国の経済成長(株価は10倍以上)を考えても、英国などのほかのレアコインの値上がり(ウナとライオンが1億円以上など)を考えても、米国のコインはあえりないくらい低価格に放置されていることを示します。仮にバブル崩壊後の最安値(94年12月付近)の50,000を基準としても、株価と同じなら最低500,000という指数になり、現在の約7倍の伸びしろがあるのではないか、ということになります。
それでは足元の3年間(グラフ最新データは22年7月)ではどうでしょうか。
ちょうど新コロナ禍をきっかけに金融不安や実物資産への関心の高まりとあいまって、55,000から70,000以上へと3割ほど上昇しています(投稿時点のマンスリーの最新データ(23年3月度)で72000)。
米国レアコインの割安感も追い風となって、現在ぐんぐん価格修正が行われているということでしょう。2008年ごろレンジ圏内でつけた最高値70000を上抜けする勢いです。相場の始まりと終わりは誰にも分かりませんが、米国のレアコインを仕込む時期としては上昇し始めた現在は好適に思えます。もちろんその場合も、皆が欲しいと買い求めるのはいつの時代も希少性の高いコインというのは変わりません。
(文中の判断は個人的見解であり、値上がりを保証するものではございません)
#アンティークコイン #投資 #販売