紀元前430年BC シチリア島 テトラドラクマ銀貨 NGC Rarity100

★NGC鑑定の2450年前のテトラドラクマ銀貨★

紀元前5世紀のシチリア島のテトラドラクマ銀貨です。
シチリア島は古くから高品質なコインが製造されていました。その中でもシラクサのコインは美しく知名度も高かったのです。 表面は、精霊アレトゥーサが刻まれ、長い髪を結い、真珠のネックレスを付けています。周囲にはイルカが泳いでいます。裏面にはクアドリガを駆る戦車兵に冠を捧げる勝利の女神ニケがデザインされています。

年代　430-420BC
鑑定機関　NGC社鑑定
グレード　VF（Very Fine）
通貨　テトラドラクマ
直径/重量 25.5mm/17.7g（公称）

★同等品（VF鑑定）が海外オークションで40万円★

このコインは、numista.comでレア度を評価したNumista Rarity indexで【最高点の100点】と評価されています。

2021年1月のCNG(Classical Numismatic Group）オークションにて、同じタイプのVF鑑定コインが、ハンマープライス【$1600】で落札されております。
SICILY, Syracuse. Second Democracy. 466-405 BC. AR Tetradrachm (25.5mm, 17.17 g, 2h). Struck circa 430 BC. | Classical Numismatic Group (cngcoins.com)

またスイスのLeu Numismatikでも22年7月には未鑑定で主催者評価VFの未鑑定コインがハンマープライス【1900スイスフラン=US$2020】とさらに高値をつけました。現在のレートで落札手数料20%と輸入消費税を払って購入すると【約40万円】となります。
Leu Numismatik | Lot 332

販売中のものでは、世界最大のECサイトebayでは$3000（輸入税込み約50万円）で売られています（リンク切れの際はご容赦ください）。
https://www.ebay.com/itm/126324745012

VFグレートのため年代なりに摩耗が進んでいますが、2450年の歴史を感じさせるコインです。コインの淵にある切れ込みは「テストカット」と呼ばれ、当時の両替商がコインが中身まで本当に銀なのかをカットして確かめた跡です。後世の取り扱いによる瑕疵ではなく、当時のオリジナルの状態ですのでdetailsに関する表記はスラブにありません。歴史資料として価値がありますし、当時の人たちの生活の証です。このほうが味があると感じる方もいらっしゃいます。

古代のコインを興味を持たれる方も多いですが、古代の金貨となると人気の肖像のものは数百万円以上と値が張ります。まずは銀貨や青銅貨あたりから始められてはいかがでしょうか。その場合きちんとNGC社で鑑定されたものをお勧めいたします。

スラブケースにはよく見られる使用感がある場合がございますが、コインの鑑定価値には影響いたしません。 写真及び表示の鑑定ナンバーは現品のもので手元にございます。検品後、厳重に梱包してお送りいたします。